20, 04. 2013 冷たい風


昨朝の雪は程なく消えて、雲間から陽が射し始めた。雲の動きが早く、時折暗くなって霰が落ちて来ていた。立体の作業を午前中で切り上げ、午後から札幌へ出かける。札幌も雲が厚かった。先ず画材店へ向い、1kg入りの膠を買い求める。躯体が大きくなって来たので、膠の消費が早い。画材店から南へ向い、時計台の庭に立寄った。庭の雪は完全に融けていたが、福寿草が出ている以外は、発芽は見られなかった。

大通公園は清掃が済んで、花壇にはパンジーが植え込まれていた。何時も思うことながら、市民や観光客が多く訪れる公園なのに、何故北海道特有の植物を植えずにありきたりの園芸植物を植えるのだろうか。陽が射さず、風は冷たかった。西の山並みの雪が消える迄、風は冷たい。




キタコブシの芽が少し膨らんでいた。直ぐ傍のユリノキの実が開いている。昨秋拾って来た実は、室内が暖かい所為もあって、2つ程開いてばらばらに解体した。花弁の様に見える翼の付け根に、僅かな突起があるのが種子なのだろうか。ライラックの芽が、緑色に膨らんで来ていた。





北へ向い、道庁の南門から構内へ入る。僅かに雲間から陽が射して来た。南門傍のハリギリの芽も大きくなって来た。未だ花や実を確認出来ていないが、今年は目にしたいもの。八重桜の並木に1本紛れているハナノキに、雄花の赤い蕾が出ていた。色のない時期だけに、小さな蕾の色も嬉しく感じる。




駅前で茶菓と生花を買いお止めて戻った。今朝も雲は多めながら、青空が見えている。先日の淡路島を襲った地震以降、列島に地震が多発しているのが気に懸かっている。