12, 05. 2012 花木華やぐ


最高気温が10度と予報されていた昨日は、北風は冷たかったものの、曇の予報が外れて陽が射したので、寒くは感じなかった。只、道東や道北の予報に、雪だるまのマークが並んでいたのには恐れ入った。夕刻のニュースでは、桜に積った雪の様子が報じられていた。関東地方の霰や突風と云い、異常気象が続くのが気に懸かる。既に用意してあった落葉や枯れ枝、雑草の詰ったゴミ袋を集荷場所まで運ぶ。雑草のの伸びは凄まじく、取り残したものは大きく根を張って抜き難くなっていた。家の東側から時計回りに雑草を抜き始め、内庭の中程まで取り進めた。かなり草臥れて家に入ったら、正午少し前になっていた。

ヤグルマソウが赤茶色の葉を広げていた。夏前に葉は緑色となる。アポイカラマツに小さな蕾が付いていた。ノビネチドリも、葉の中心に蕾を覗かせて来た。西の境界近くのチョウジソウの株を見て驚いた。チョウジソウの芽も出ていたが、固くて鉞で割らないと株分け出来ぬ大株に、傍らのシラネアオイが飛ばした種子が自然発芽していた。チョウジソウの株は他にも二箇所あるので、此のまま放置してどちらが勝ち残るかを、見定めることにした。






様々な容器を支えにして乾かしていた立体から、容器を外す。心配していた容器への接着もなかった。曲面を持つ形状の制作の見通しが立った。2時前に散歩に出かけた。北西を廻ろうと、住宅街を西へ向う。暫く通らぬ内に、サクランボが花を開いていた。ライラックに蕾が出て来た。此の様子なら下旬のライラック祭りに、花は間に合いそう。北の沢の遊歩道に入る。トチノキの芽が綻んでいた。強い北風で、池の表面にさざ波が見えていた。






三番通りを越えて、北の住宅街を東へ戻る。固かったキウイの芽が芽吹いていた。雪のある頃から見上げていたシダレザクラが開いていた。八重咲きで、赤味が少し強い。桜は一重の白い桜が佳い。蕾を写真に撮っていた木瓜も咲いていた。真っ赤な木瓜が多いが、此処のお宅の木瓜は、淡い色が好ましい。枝が折れたユキヤナギも満開になっていた。白い芽を吹いていたハウチワカエデは葉をすっかり広げ、赤い花を下げていた。住宅街の外れから、西の山並みを眺める。白く見えていた山並みは、僅かに残雪を残すのみとなっていた。







日暮て雨が降り出したが、今朝は上がっている。雲が低く垂れ込め、気温が低い。道東や道北は、また降雪があるのかも知れない。