29, 03. 2015 冬芽動く


昨日も気温が上がって、5月並の暖かさとなった。教室の面面も、春のコートに着替えていらした。教室を終え、アトリエの床を磨く。制作途上の作品を床に水張りし、買物がてらの散歩に出掛けた。

前日より、風が暖かく感じられた。福寿草が咲いている庭で、花芯に細い蜂の姿を見付けた。もう昆虫も、活動を始めたらしい。早く姿を現していたサクラソウには蕾が上がり、1輪開いていた。ユキヤナギの冬芽の先端が、緑色になっていた。





住宅街を、東へ向かう。上野公園の花見の様子が報じられていたが、近隣では最も早く咲く桜の芽は、未だ固い。冬芽が膨らんだか、東の沢は空が透けて見えなくなって来ていた。黄ばんだ梢は、柳と思われる。3番通りを越えて、北の住宅街を西へ戻る。小公園の大きなシダレヤナギの冬芽も、膨らみ始めていた。東のスーパーで野菜を買い求め、西のスーパーへ向かう。歩道脇のコンクリート塀に絡まった蔦に、赤い芽が出ていた。スーパーの裏手へ廻ってみる。春霞だろうか。山並みも札幌市街も霞んでいた。雪が融けて現れた枯草の中に、早くも緑色が見える。葉の様子から、クサフジではないかと思われた。






買物を済ませて戻る。街路樹のシナノキの梢が量塊を増し、赤味を帯びて来ていた。見上げると冬芽が伸びて、中には芽が弾けているものが見られた。最上部の写真も、シナノキ。酷い剪定を受けて4年目になる。今年は街が香る程花を付けて、クジャクチョウが群がるのが見られるかも知れない。