03, 03. 2010 桃の節句


真冬日脱出の昨日は、素晴しい快晴となった。前日殆ど仕事にならなかったので、朝食後早々に仕事に取りかかる。前日雪と寒さで足止めされた猫達が外へ出ている。新雪に埋るのを避けてか、家の周囲に出来た隙間を歩いていた。個展会場となるギャラリー門馬のO さんから、会期確認のお葉書を戴き、返礼のメールを入れた。上写真は、寝室に飾った雛人形。30年近く前に作ったもの。個展の準備で慌ただしいので少し迷ったが、虫干し代わりに飾った。





2時半を過ぎて一段落し、散歩に出かけた。帰りがけに南西の商店街にあるドラッグストアに寄るので西を廻ろうと、白樺公園を北に抜け、三番通りを西へ向った。陽射しが暖かい。すっかり色褪せたツリバナの実が残っていた。サクラの芽が随分膨らんで来ていた。少し先には、融けた雪から顔を覗かせているキヅタもあった。過日踏み固められた道を通った北の沢の西側の道を南へ向おうとしたが、雪で通れそうにない。道は緩やかな下り坂。少し足を延ばして、駅前通りよりもさらに西へ向ってみた。団地で最も古くからある小学校と中学校が並んでいる。三番通り側は、何れもグラウンドになっていた。





中学校のグラウンドの南に並ぶ樹々に、ヤドリギが沢山見られた。グラウンドの西角を南へ向う。細い路地の先に、通りから見えたヤドリギを見ることが出来た。中学校の南角を東へ曲がる、校庭の樹にも多くのヤドリギが見られた。シラカバの新芽に似た芽が垂れ下がり、黒い実を付けた樹は、何の樹なのだろうが。校門から続く銀杏と思われる並木にも、オブジェの様にヤドリギが寄生していた。






小学校の南の木立に、膨らんだ新芽を見付けた。路肩の雪を踏み固めて近付くと、ネコヤナギだった。銀色に輝く綿毛が覗いている。春の息吹が感じられ、嬉しかった。




この仲通は、真直ぐ北の沢迄続いていた。右手にアパート群が続く道を東へ進み、沢を見ながらアパートの建ち並ぶ中の道を辿って、バス通りへ出た。バス通りから見下ろす沢の底には、流れが姿を見せていた。



夜半に降った雪が、うっすらと小屋根を白くしている。今日は雪の予報。中々天候は安定しない。