15, 11. 2021 日々色褪せて

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最高気温11度と気温が下がった昨日は、日差しのない薄暗い1日だった。洗濯機を仕掛け、ベッドメーキングを済ませて、しっかり着込んで散歩に出かけた。すっかり葉の落ちた街路樹のシナノキを見ながら、南へ向かう。左手に見えているのは、レンガブロック建ての市営のアパート。ほぼ100メートル四方の土地に数多く並んでいる。その南の歩道脇のマルメロは完全に熟して、佳い香りを放っていた。

 

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1番通りを、東へ向かう。東の沢を廻って来る積りでいたのに、大粒の雨が落ちて来た。仕方なく、小学校の北に広がる造成地の西を、北へ戻る。建ち上がって来る住宅が増え、足場の金属も数多く立ち上がって来ていた。道路側に、家のサイズを示したビニール紐が、張られている場所もあった。

 

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住宅街を、北西に戻る。歩いている内に、雨が降り止んだ。大きなツタの葉が黄色くなり、黄色くなっていたユキヤナギの葉は、赤みを帯びて来ていた。庭木のモミジは日の当たる梢の葉が落ちて、低い位置の葉だけが残っていた。北の空が晴れてきた。オオヤマレンゲの枝先に、毛に包まれた新芽が見えていた。明るくなったのはこの折だけ、再び雲は厚みを増し、薄暗くなってしまった。

 

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峠や山間部などに、雪の予報が出ている。外界の色が日増しに失せ、厳しい季節が迫って来ている。

 

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