30, 10. 2017 遠来の訪問者


日中雨は降らなかったものの、昨日は雲が厚く薄暗い一日となった。昼食を摂っていると,来客があった。義妹が応対に出て,直ぐに戻って来る。名を告げられても,直ぐに思い当たる人物は浮かばなかった。玄関へ出て,壁に掛けてある昔の作品を撮って良いかと尋ねられ,美術関係の方と知る。お入り頂いて,耳が不十分なので筆談をお願いした。手早く左手で書く姿を見て,遠い昔,受験から大学までの期間,アトリエに通っていた人物と重なった。大学卒業後,同じくアトリエに通っていた方と海外支援でバングラディシュへ赴き、帰国後は沖縄で教師をされている筈。距離も時間も,大きな間隔の空く訪問者だったが,直ぐに間隔は埋った。嬉しい訪問者だった。

2時少し前に,散歩に出かけた。暗い割りには,寒さは感じられなかった。殆ど裸木になったシナノキを見上げながら,南へ向かう。オオバギボウシの葉が黄色くなり、崩れていた。ユリ科の植物は早めに切り詰めないと,溶けた様に崩れる。彼方此方で、大根を干すお宅が目に付いた。葉が落ちて,国道が透けて見える様になった鉄道林前の道を,東へ向かう。エゾノコリンゴも,今年は豊作。大食漢のヒヨドリが見向きもしないのだから,不味いのかと思われる。良く熟していたサルナシは、干涸び始めていた。






北へ戻り,ハルニレのある公園へ入る。ハルニレも。殆ど葉を落としていた。日時計のある公園を抜けて,1番通りへ戻る。東の沢は,紅葉の盛りを過ぎていた。沢の西の道を,北へ戻る。かなりの幅がある沢なのに,東側の空が見える様になって来た。渡りのヒヨドリが集結するひよどり公園の名称不明の樹も,葉が無くなっていた。







2番通りを,西へ戻る。何度も草を刈られた農場に、アカバナツメクサが咲いていた。雑草の生命力には、恐れ入る。門の傍に、大きな鉢に植えられた葉牡丹が置かれていた。



昨夜来の雨が降っている。沖縄で教師を続けている二人は、2人展を計画中とのこと。ブログのアドレスもブックマーク出来たので、愉しみが増えた。