04, 07. 2017 薄暗い一日
陽が射さぬ薄暗い日が続く。仕事もならず、本を読んだり手仕事をして過ごす。午後に入って、雲が更に厚みを増して来た。夕刻過ぎから雨の予報が出ていたのを思い出し、駅前のスーパーに焼き菓子を買求めに出かけた。シラカバ公園を、南へ抜ける。前日見かけた実を思い出して白樺を見上げるが、遊歩道の東西に広がる5階建ての公団アパートに引けをとらぬ高さで、実は見えない。それでも、少し下がった枝にズームで寄せて、少々ピンボケの写真を撮った。春の雄花は良く見上げるが、葉が広がってからは、白樺を見上げることはなかった。
東町公園を、南へ通り抜ける。南西の角の大きなキタコブシの根元に、茸が数多く出ていた。南の緑地帯を進む。ヤマボウシの総萼片は、未だ開いている。花芯に目を向けると、小さな花が開き始めていた。
緑地帯を西へ抜けて、住宅街を歩く。彼方此方の庭で、キョウカノコが花を開き始めていた。駅前のスーパーで買物を済ませ、中央の沢の階段を降りる。沢の底の道には、ハリエンジュの枯れ花が降り積っていた。
沢を渡り、住宅街を北東に戻る。ネズミモチに、小さな花序が上がっていたフサスグリの実が色付き始めていた。シラカバ公園へ西から入る。未だハシドイが花を付けていた。咲き切って黄色味を帯びた花より、咲き始めの緑色を帯びた花が佳い。今年は花の数が多く、甘い香りが街中に広がっている。花を開き始めたイボタで、蜂が吸飲していた。
夕刻、予報よりも早めに、大粒の雨が降り始めた。雨は今朝も降り続いている。列島の中程に停滞している梅雨前線に、南から台風3号が接近する様子を見せている。大きな被害が出なければ佳いのだが。