11, 02. 2017 雪祭賑わう


寒気が南下して、列島南部が雪に見舞われている。中国地方が酷く、南の鹿児島の降雪の様子も、報じられていた。朝方の薄雲の底から、青空が透けて見える様になって来た。少し日射しは弱かったが溶いた絵具が残っていたので、前日気に懸かった部分に加筆して、今週の仕事を終えた。

札幌へ出かけようと玄関を出たら、階段下には雪の塊の壁が出来ていた。70cm程の壁を慎重に越える。電車が札幌へ近付くにつれ、西の雲が厚みを増していた。駅前の小物の店舗で、付属の品を買求める。思いがけず、弟夫婦に貰った靴と同系の、青みの強いグレーの革を入手出来た。大通公園を見て来ようと、南へ向かう。ビルの前に、氷のテーブルが設えられ、黒い椅子が並べられていた。このビルの2階に、展示場のスペースがあったことを思い出した。



大通公園は、見物客で賑わっていた。アクロバティックなスキー滑降をする巨大なスロープにも、何処からか登り口があるのか、人々の姿があった。雪像を見上げながら、西へ向かう。青く輝く氷像が、綺麗だった。凱旋門も、しっかり出来上がっていた。更に西には市民による雪像があるのを知っていたが、滑り易い道を歩くのに疲れて、公園を離れた。海外からの観光客の姿が多かった。






北大通の信号待ちで、角に聳えるユリノキを見上げた。未だ数多くの実が残っていた。歩道には、落ちてバラバラになった実の断片が積っていた。道庁の南門から構内へ入る。此処にも何時もより多い観光客の姿があった。池は南も北も、水面が出ていた。駅前で,生花と茶菓を買求めて戻った。バス停からの歩道脇の雪の壁が低くなっていた。家の前の道は雪が無くなり、道幅が広くなっていた。







今朝も薄雲の底に、青空が透けて見えている。雪に不慣れな地方の大雪は、事故が懸念される。