21, 01. 2017 鉄材聳え立つ


昨朝の晴間は長くは続かず、7時半過ぎには雲が広がり、8時を過ぎて牡丹雪が舞い始めた。アトリエの床面の作品を外そうかと思ったが、前日の様に突然晴れることもあるので、手仕事をして空の様子を窺う。11時過ぎに青空が広がって来た。前日気に懸かっていた部分に加筆して、仕上げとした。

午後から、札幌へ買物に出かけた。東の空は晴れていたが、西から厚い雲が伸びて来ていた。電車に乗る頃には、また雪が舞い始めた。雲の動きが早く、変化の多い天候だった。南1条で小物を買求め、大通公園へ出る。雪は止んでいて青空が広がっていたが、陽は西の雲の中だった。公園内は交通止めなので、北大通の歩道を西へ向かう。公園内は工事現場さながらで、足場の鉄骨が聳え立っていた。鉄骨の中には、成形された巨大な雪の塊が見えていた。大分西の地点で、青みがかった塊が見えた。氷像制作の為の、氷を積上げた塊だった。








未だ葉や実を残している巨木を見上げながら、公園を後にして北へ向う。街路樹のハクウンボクにも、僅かに実が残っていた。道庁の南門から、構内へ入る。南の池の水面は広がっていたが、マガモの姿が少ない。正門へ向かって、その理由が判った。雪の上に上がったマガモ達が、観光客のモデルを勤めていた。人に慣れていて、至近距離でカメラを向けられても動じない。あっぱれなモデルぶりだった。正門を出て振り返ると、雲が薄紅色に焼け始めていた。







駅前で,生花と茶菓を買求めて戻る。5時少し前の電車で陽は落ちていたが、雲の在処が判った。少し陽の入りが遅くなっている。今朝は青空が広がって、南の高い空にすっかり細くなった、白い月が見えている。