03, 01. 2017 落ちない枯葉


昨朝の雲は薄れ、強い青ではなかったが青空が広がった。元日に出来なかった洗濯を始める。寝具に一日分多い着衣が加わって、洗濯物の量が増えた。恒例の箱根駅伝を横目で見ながら、寝室の大きな机の上を片付ける。書き物も縫物もこの上でするので、様々な小物が何時しか増える。2時前に、買物がてらの散歩に出掛けた。

シラカバ公園を南へ抜ける。公園の小山の傍に、子供達が作ったのか雪達磨が鎮座していた。南の住宅街を気侭に折れ曲がりながら、南西へ向かう。久々に、クコの前を通った。赤かった実はすっかり朽ちて、黒ずんでいた。近隣では最も早く花を開いた大きなネムノキに、未だ莢が残っていた。物置のトタン屋根から垂れ下がった雪が、結晶のまま凍り付いた様で美しい。






昨年から気に懸かっているのは、紅葉などの落ちずに残っている枯葉。今までこの様な情景は、経験がない。充分紅葉し切れない内に、低温と雪に見舞われたのが原因と思われる。鉄道林前の道に出る。沢の樹々にも、葉が残っているものが散見された。





駅前のスーパーで買物を済ませ、沢を通る近道の階段を降りる。滑りそうなので、手摺を掴んで慎重に降りる。木製のどんぐり橋にも、雪が積っていた。沢の東の遊歩道を、北へ戻る。陽の位置がどんどん低くなって、赤味を帯びて来た。遊歩道脇の雪が、薄紅色に染まる。2番通りを越えて、北の沢の遊歩道に入る、木蔦が雪に埋っていた。西の住宅街のサンゴミズキにも、白っぽい枯葉が残っていた。






家に戻り写真の整理をしていると、暮れて来た南西の空に宵の明星の金星と、月が並んでいた。漸く見えて来た戸外は、雪が少し降り積っている。今日から数日は。日射しは望めそうにない予報が出ている。