10, 12. 2016 雪の華咲く

昨朝８時を過ぎて、粉雪が降り始めた。強い降りではないが、降り止まない。灯りを点けて、手仕事をして過ごす。正午のニュースで、道内の交通機関の乱れが報じられていた。２時前に、雪が少し小止みになって来たので、散歩に出掛けた。

凍った雪の上に朝からの積雪が載って、歩き易くなっていた。棚を架けずに育てておいでの藤に、大きな莢が下がっていた。ナナカマド公園入口の楓は、見事な雪の華を咲かせていた。公園を東へ通り抜ける。ドウダンツツジの生垣の上で、オオマルバノホロシが、未だ実を付けていた。青い実はどうなるのだろうか。細かな枝を出すナツハゼには、雪がこんもりと載っていた。数多くの実を付けていたボケは、朽ちて柿の様になった実を僅かに見せていた。

秋に彼岸花が咲いていたお宅に、雀が集っていた。今年は渡りのツグミやヒヨドリの姿を見ていない。渡りのルートが変わってしまったのだろうか。東の沢の雪の華は、繊細で見事だった。すっかり褐色になったイワガラミが、佳いアクセントになっていた。住宅街を、南西に戻る。何処のお宅も玄関前に、除雪の道具が揃えられていた。

昨夜は半月が見えていたが今朝は新雪が積り、昨日平に開いていた石南花の葉が、葉巻の様に丸まっている。道南の一部を除いて、今日は真冬日の予報が出ている。