06, 12. 2016 秋の残り物


今年最後の通院の為に、3ヶ月分の朝晩2回の血圧と心拍数の平均値を出す作業をする。少しずつ纏めておけばとも思うが、それ程マメではないので、通院の前は忙しい。バスと地下鉄を乗り継いで地上に出たら、空は晴れていた。医科大学の門の傍の柏が、未だ葉を残していた。下を見ると、数多くの団栗があった。冬芽を突き上げている街路樹のトチノキの梢を見ながら、東へ向かった。





毎度の事ながら、待合室で長時間待たされた。待っているだけで、血圧が上がる。簡単な問診を終え、薬を受け取って外へ出ると、日が落ち始めていた。少し北の資料館の庭は、落葉が降り積っていた。巨大なプラタナスに、未だ僅かに葉が残っていた。最上部の写真が、そのプラタナス石山通りの西側に聳えるホテルの高いガラス窓は、エレベーターの空間だった。エッジが光るエレベーターが、上下していた。植物園の西を、北へ向う。歩道脇に植えられた木蔦が、園の中まで増え広がっていた。前日見かけた花の跡を思い出した。エゾトリカブトの花が、枯れて残っていた。秋にはこの一帯が、紫色になる。伐採された樹が、山積みにされていた。







北5条通りを、東へ向かう。街路樹のイチョウは、背丈の割にはほっそりと剪定されていた。植物園の北側のI邸の工事が進んでいる。植物園と同じ植生の樹々が広がる広大な庭に、以前はシックな洋館が建っていた。それを取り壊して、高層マンションを建設中。反対運動が起きて署名したが、樹を切らぬなど少し制約が出来ただけで、工事は進められている。



昨夜降り積った雪で、庭はまた白くなった。昨日よりも気温が8度程下がる予報が出ている。今週は雪達磨が並んでいるので、根雪になるかも知れない。