27, 02. 2016 陽と雲の相克


昨朝の晴間も,余り長くは続かなかった。絵具は調合してあるので,何とか下地となる絵具を施しアトリエを片付けた。午後から札幌へ買物に出掛けた。電車の車窓から見る手稲山を愉しみにしていたが,山際は雲が厚く見られなかった。南1条までバスに乗り,書店で本を探す。辺見庸の本を2冊買求めた。



北大通の歩道を,西へ向かう。雪祭の後片付けは,大分進んだ。巨大な金属の櫓も,解体されていた。先週の様な赤い陽ではないが,雪雲の合間から陽が覗く。クモの動きが早いので,面白いドラマを演じていた。6丁目の東角のトチノキの巨木には,未だ多くの実が下がっていた。






北へ向い,道庁の南門から構内へ入る。先週は氷が融けて広がっていた池の水面が,随分狭まっていた。氷の表面を危なげな足取りで歩くマガモのオレンジ色の足が、頼りなげに見える。北の池には、雲間から抜け出た陽で,流麗な樹々の影が落ちていた。





駅前で,生花と茶菓を買求めて戻る。雛祭りの桃の花と菜の花も買求めた。最寄りの駅に着くと、鉄道林の西の雲に陽が沈んで行く所だった。今朝も青空が広がっている。夕刻から夜分にかけて晴れるので,気温が酷く下がっている。