24, 02. 2016 冬芽動き出す


昨朝の降雪は,朝方は粉雪だったがやがて大きな牡丹雪に変わった。手仕事をしていると,手元が明るくなった。戸外を眺めると,雪は止んで弱い色の青空が広がっていた。前日絵具を準備していたので,仕事に取り掛かる。晴間は2時間程続き,また灰色の雲が広がって来た。

午後に入って,雪が舞い始めた。大きな結晶の牡丹雪。余り酷くならぬ内に歩いて来ようと,散歩に出掛けた。雲間から時折陽が覗く。雪は少し小止みになって来た。西へ向かい,マンサクを見上げる。茶色の起毛した殻が僅かに開き,黄色い花弁が見え始めていた。今年も開花は早いものと思われる。アスファルトが出ている幹線道路を渡り,西へ向かう。北の沢のトチノキを見上げる頃,少し空が明るくなっていた。沢に突き出たネコヤナギの芽が,大きく膨らんでいた。







沢の遊歩道を,南へ向かう。毎日の散歩を初めて10年が過ぎたが,散歩を始めた頃小さかったヤドリギが大きくなっている。沢の南は道立図書館,更に南には野幌原始林が広がるので,鳥の通り道になっているのが判る。柏の巨木に絡まったツルアジサイに,赤い芽が出ていた。降雪が少なくてずっと姿を見せていたキヅタが,雪に覆われていた。





遊歩道脇の荒縄できりりと縛られたトサミズキを見上げる。冬芽が膨らんで来ていた。此の種も、先ず花が開く。2番通りを越えて,少し南へ進む。日射しがないのに,落葉松が赤味を帯びて見えていた。住宅街を北東に戻る。何処のお宅のヒバも,花が咲いた様に黄色い新芽を見せていた。





夕刻からまた降り始めた雪が,今朝も降り続いている。今日の最高気温は,-4度の予報。樹々の花芽が春の準備を進めているのに,春は一直線にはやって来ない。