23, 01. 2016 雪降り積る


昨朝は小雪だったが、8時を過ぎると本格的な降りとなった。庭の梅の樹にヒヨドリが飛来して、こんもり雪を冠った林檎を啄んでいた。上空から見える筈はないので、林檎の場所を記憶していたことになる。硝子越しの人影が動くと飛び立つものだが、余程空腹だったのか少々動いても啄み続けていた。



正午を過ぎて少し降りは弱まったが、降り止まなかった。書状を作成し終えて、投函に出掛ける。車道も歩道も、未だ除雪されていなかった。投函し終えて、西へ向かう。小学校前の広場には、運び込まれた雪が高い山を見せていた。3番通りの生花店を覗いて、前日入手出来なかったアマリリスがないかを確かめたかった。シラカバ公園を通ると生花店の前に達するが、此の雪では遊歩道は歩き難い。少し西を回り道して、住宅街の枝道を歩く。車が通った後の轍を辿って歩く。南西の空に、僅かに陽の位置が見えて来ていた。




生花店を覗いたが、アマリリスはなかった。3番通りの舗道を東へ向かう。中学生が付けた足跡を辿る。空が明るくなって来た、道の北側のメタセコイヤとホプラの奥に、青空が広がって来た。不足のものがあったのを思い出し、西のスーパーで調達する。買物を終えて、裏手へ廻って見た。北西には黒雲があって山並みや札幌市街は見えなかったが、石狩の方角は晴れていた。降雪の後だけに空の青が強く美しかった。






未だ陽が赤味を帯びていないので、一仕事出来そうと、急いで家に戻る。夕刻まで雪は降ることはなかった。冬至から一月、4時を過ぎても真っ暗にはならず、日が長くなって来たのが嬉しい。