30, 12. 2015 暮の街


朝方の薄雲が厚みを増して来たが,少し強くなった風の所為か,やがて青空の領域が広がった。賀状のファイルを作り直し,プリントに入る。午後から葉書やインク,お正月用の生花を買求めに,札幌へ出かけた。

買物をする前に少し歩いて来ようと,道庁の北門に向かう。押し詰っているのに,観光客の姿があった。暖かい地方からの一団らしく、除雪で出来た山へ登ったり,雪の上に座ったりしている。もう落ちてしまっただろうと見上げた銀杏には,ギンナンがまだ残っていた。





真冬日続きで,何時も長く伸びる道庁の屋根からの氷柱は,未だ短かった。氷柱は日中暖かく,夜分に冷えた方が長く伸びる。水面がすっかり狭くなった池には,マガモの姿がなかった。何処かへ飛んで行ってしまったのか、それとも気温が下がったので保護されているのだろうか。池の南側は,かなりの雪が積っていた。





大通公園まで足を延ばす積りでいたが、風が冷たく手が凍えそうになって,北へ戻る。ニワウルシの巨木に,実の莢が残って白く光っていた。マメ科ではないが、実を包んだ莢が出来る。前回水面が出ていた北の池も、すっかり凍り付いていた。道順を考えて,必要な品物を買求める。何れもレジに行列が出来て,時間を要した。