21, 12. 2015 寒気緩む


午前中は晴の予報が出ていた昨日は、雲の量が多く雲間から青空が見える程度だった。洗濯機を仕掛け、新たな和紙に大半は床に落ちる絵具を施す。無駄な様に思われるが、此の作業が色面に深みを増す効果がある。昼食後もう一度絵具を施し、散歩に出掛けた。

北と東の空は晴れていたが、陽の通り道を分厚い雲が覆っていた。前日よりも気温が上がって、雪が緩んで滑る心配はない。家の東の南北に通る幹線道路を南へ向かう。街路樹のシナノキの実が、点々と落ちていた。枝を見上げると、未だ枯れた托葉と実が残っていた。雪を重そうに載せたツルマサキの葉が、大分色が沈んでいた。




鉄道林前の1本北の道を、西へ向かう。少し、南西の雲が開けて来ていた。東町公園に続く緑地帯を、北へ戻る。雪が来る頃未だ青々とした葉だった庭木が、大分葉を減らしていた。何の樹なのだろうか。緑地帯中程の広場に出ると、雪の上に茶色の落葉が散らばっていた。広場の北にある楓の葉だった。






東町公園は雪に足を取られそうなので、西側の道を通る。歯科医のお宅に、今年も盛大に氷柱が出来ていた。しっかりした造りの住宅だが、団地造成当時の建造物なので、断熱が不十分なのだと思われる。氷柱は昔は当たり前の情景だったが、昨今ではすっかり珍しくなってしまった。シラカバ公園に続く緑地帯を進む。色が良く見えなかったが、飛び去る折の飛び方で、ヒヨドリと思われる鳥の姿があった。少し西が明るくなって、白樺林の梢が赤味を帯びて見える。大分伸びて来た雄花の色。





夕刻にかけて雲が流れて晴間が広がり、昨夜は半月が煌煌と光っていた。今朝は曇空。夜分に晴れると、放射冷却で気温が下がっていけない。