13, 12. 2015 青空広がる


昨日午前中は時折雲が広がったが、午後に入って良く晴れた。気温は最高気温が5度と下がったが、此の時期の気温としては低くはない。教室を終えてアトリエの床を磨き、今日、明日と2日しか日射しの望めぬ予報なのだが、制作途上の作品を水張りした。

夕食の素材を買求め旁の、散歩に出掛けた。暗かった前日とは異なり、外界の僅かな色が輝いていた。テウチガシワの殻が弾けて、白い実が見える。実を落とした殻は、花の様に見えていた。ナナカマド公園入口の白樺の梢も、雄花が大きくなって赤味を帯びて来ていた。南東の住宅街を東へ進む。ずっと見て来たサンシュユは、実が黒く萎み始めていた。東の沢手前の公園のホウノキの冬芽が、色付いて来ていた。落葉松の梢が、赤く輝いている。日射しが無いと無彩色になる世界が、彩りを取り戻していた。






東の沢に沿って、北へ向う。曇ると陰鬱な色になる沢の樹々も、梢の色の差異が見えていた。下の写真、肥大はハシドイで、右は楓。アカシア公園のハリエンジュに残った莢が、白く光る。3番通りに出て、西へ戻る。未だ実を付けているアズキナシが、赤く輝いていた。上空が晴れていたのでスーパーの裏手へ廻って見たが、北西の山並みは霞んでいた。






買物を済ませて戻る。荷物が軽かったので、少し西を回り道した。エゾノコリンゴが凍って朽ち、どす黒くなって来ていた。路面にもかなり落ちている。前日北の住宅街でツリバナの実が残っていたので期待したが、こちらのツリバナは実が完全に落ちてしまっていた。冬芽を膨らませたサクランボを見上げて戻った。




時折雲が広がるが、今朝も青空が広がっている。難航していたパリのCOP21が漸く成立した。前回京都議定書決議の折に脱会し、18年間も中国に次いで大量の温室効果ガスを放出し続けた米国の罪は重い。澄んだ青空が続く為には、目先の損得を度外視した努力が必要となる。