23, 11. 2015 咲き遅れの薔薇


曇と雪の予報が続く中,お零れの様に雲間から日射しが漏れる日が続く。薄暗いよりは充分有難いが,落ち着いて仕事ができる程,陽光は安定していない。未だ連絡は入らないが,条件に合ったものがみつかればその内ミシンを運び込まれることになるので,手仕事で散らかった寝室を片付けた。片付けるということは,使用可能なものを廃棄することに他ならない。大きなゴミ袋に様々なものを詰め込んで,大きな机の上とミシンの周辺を少しすっきりさせた。

前日とは逆に午後に入って陽が射す時間が長くなったので,一仕事出来た。2時前に散歩に出掛けた。窓硝子を拭こうと窓を開けて,風の冷たさが判っていたので,耳掛も使用した。雪が散らついていた前日より,遥かに寒く感じる。ホウキグサが刈られずに,葉を染めていた。寒さの中,咲き遅れの薔薇が,彼方此方で見受けられる。未だ蕾を持っている株もあった。






人気の無い東町公園を通り抜け,南の緑地帯に入る。葉を全て落としたキタコブシに,少し黒みがかった毛に包まれた冬芽が出ていた。モクレンの冬芽よりかなり小さい。鉄道林前の道を西へ進み,中央の沢の遊歩道に入る。沢を渡る階段を見下ろすと,西のアンダーパスから続く道の西の林を通して,スーパ前の駐車場まで透けて見えていた。やたらと遠方まで透けて見えるのは,気分が落ち着かない。落葉松林は葉が落ちて黒々と聳え,地面が落葉で赤茶色に染まっていた。






風が冷たくなると尾篭な話だが,散歩は涙を拭いたり鼻水を嚼んだリと、忙しくなる。ポケットティッシュの残りが少なくなって,途中のスーパーに買求めに入った。スーパー内の生花店で、オキナワスズメウリではないかと思われる植物を見付けた。MIXY友Sさんの説明通り,実が赤くなっていた。住宅街を北東に戻る。紐で結わえられたガマズミの枝に,未だ実が残っていた。



今日も曇と雪の予報だったが,朝多かった雲が流れて,青空の領域が広がって来た。此の様子なら,仕事が出来そう。