03, 10. 2015 暴風の贈物


北上する程気圧が下がる低気圧が北海道に接近した昨日は、道内の小中学校が休校となり、列車や航空機が運休した。雨は7時過ぎには上がったが、風は頗る強い。強い風に乗って、次々と大きな量塊の雲が流れて来ていた。雲と雲の合間には陽が射す、今週前半の天候と似ていた。正午を過ぎて、晴間の時間が長くなって来た。モデルの果物は重いので、当地で入手出来ぬ種のみ前日札幌で買求めて来てあった。柿や梨などを買求めようと、散歩を兼ねて出掛けた。

ナナカマド公園を南へ抜ける。遊歩道にも叢にも、ナナカマドの実が房ごと落ちていた。風の強かったことが伺えた。此の強い風なら樹の実も落ちているかも知れないと、南東へ向かう。随分長い間楽しませて貰ったノブドウが、すっかり切り詰められていた。実を数多く付けたオオヤマレゲンゲを見上げる。殻が割けて実が出ているものもあった。路上に小さな実が落ちていたので拾い上げる。少し南には、大きなマルメロの樹がある。前日デパート青物売場を探したが、マルメロは入手出来なかった。実が落ちていないかと路面を探したが、こちらは期待はずれ。東へ向かい。沢の手前の公園のホウノキの周囲を探す。殆どの実は鴉に啄まれていたが、1つ無傷な実を見付けて拾った。風で落ちたものと思われる。ホウノキの葉が、大分枯れ始めていた。






沢の西の道を、北へ向う。淡いピンクだったコマユミの葉と実が、赤味を増していた。沢を離れて、住宅街を北西に向かう。近隣では最も早く花を開く桜の葉が、殆ど枯れていた。北の住宅街の名称不明の植物に、詩人のIさんから嬉しいコメントを戴いた。花の色で調べて下さったとのこと。ハマギクという種であることが判った。早速立ち寄って見る。殆ど開花して、最も早く開いた花には、蜂が止っていた。スーパーの裏手へ廻ってみる。強い西風が海から山際を通って内陸へ流れ込むのが、雲の様子で判る。近隣は被害はなかったが、海岸沿いや北の地方で被害が出ていたと、ニュースで報じられていた。







今朝は浮雲が見えるが、青空が広がっている。強かった風が止んで、庭木も身を捩ることがなくなった。秋晴れの一日となりそう。