04, 09. 2015 夏日戻る


かなり湿度は高めだったが、昨日は朝から陽が射した。洗濯機を仕掛けて仕事に入る。今日、甥夫婦が一時帰国するので、午後一仕事進めて、札幌へ出掛けた。高校時代の同級生が、所属している公募展の招待葉書を毎年送って来る。学生時代から出品していた公募展を、思う所あって会員推挙と同時に止めたのは、30歳少し前のこと。公募展に対する思いは、今も変わっていない。同級生にそれを理解して貰うのは無理かと思われ、時間がある時は出掛ける様にしている。

新さっぽろ迄バスで向かい、地下鉄に乗り換えてバスセンターで下車した。東へ向かい、市民ギャラリーで開催の公募展に入る。現在本道で開催されている3つの公募展では最も歴史が浅いが、それでも70周年とのことだった。同級生は定まったテーマを追う制作ではないので、途方もない数の作品から見付けるのは、かなりの大仕事。作品を観るというよりは、名札を見て歩く。漸く探し終えて、大仕事を終了した。南1条通りを、西へ向かう。久々に、頓宮の横を通った。北海道神宮祭の折に、円山にある神社を出発したご神体が札幌市を練歩いて此の頓宮に達する。由緒のある頓宮も、直ぐ傍迄マンション群が押し寄せていた。更に西へ進むと、歩道が極端に狭くなった。古い蔵造りの店舗が、歩道に1m以上はみ出ている。正確には、かっての歩道が拡張されたと言うべきかも知れない。明治創業の薬局だった。





手仕事に必要な小物を買求め、更に西の東急ハンズに入る。価格も色も手頃な皮を見付けて、買求めた。もうユリノキの実が落ちているかも知れないと、大通公園へ向かったが、公園はビアガーデンの施設の撤去で、トラックが入り込んでいたので、通り過ぎる。北2条通りを東へ戻る。ハクウンボクの実が、未だ残っていた。
最上部の写真も、ハクウンボク。樹の下に入ると葉の上が見難いので、道庁南門傍のハリギリを離れた位置から眺めたが、花序らしきものは見当たらなかった。北門傍のイチョウの銀杏は、黄色味を帯びて来ていた。






駅前で、生花と茶菓を買求める。今月は、実ものを中心に選択した。最寄りの駅に着いた頃には、陽がすっかり傾いていた。バス停から家へ向かう途中で、日が家並の間に見えていた。随分日が短くなって来ている。



昨夕、夕焼けが見えていたのに、昨夜来の雨が降り続いている。久々の北海道なのに、此の雨では空から大地の景観は見られまい。