31, 07. 2015 北の画廊へ
気温と湿度の高い日が続く。気温が高い割りには、陽光が乏しい。昨日も午前中は雲が厚くて仕事にならず、片付け物をしたり庭の草取りをして過ごした。午後直ぐに札幌へ出かける積りだったが、昼食中に陽が射して来た。残っていた絵具を施し、2時少し前のバスで駅へ向かった。
山際の札幌は、雲が多かった。何時もと逆に、歩いて北のテンポラリーへ向かう。少し雲が切れて、薄日が射して来た。北大の南門近くには、巨大なニワウルシが多い。未だ花序が開いて間もないもの、開いてから日数が経ち、黄ばんで来たものと進行は様々。南門から構内へ入り、農学部の手前で北へ通ずる道へ曲がる。紅葉の竹とんぼの様な実が重くなり、枝が下がっていた、北12条で右手へ曲り、東へ向かう。銀杏並木は鬱蒼としていた。中学、高校と此の並木を見ながら電車通学していたから、樹々の年数はかなりのものとなる。目を凝らしたが、実は見付けられなかった。
並木道を抜けて、北大前の道を北へ向う。北16条のテンポラリーには、作家の瀬川葉子さんは不在だった。今日なら在廊なのは判っていたが、雨の予報だ出ていて、青系統の多い作品を、暗い中で見る気はしない。ゆっくり手に取って眺めることが出来る佳い展示だった。2階に上がり、持参した瀬川さんへの心ばかりのお祝いを手渡して頂く様に、画廊主の中森氏に依頼した。
地下鉄で駅前に戻り、生花や茶菓、必需品を買求めて戻る。西の空は雲が多かったが、上空は晴れていた。街路樹のシナノキを見上げると、もう小さな実が生っていた。