23, 07. 2015 雨雲厚く


北上して来た梅雨前線に湿った空気が流れ込み、すっきりせぬ天候が続く。日射しが望めぬので熊笹退治の続きをしようと庭に出たら、大粒の雨が落ちて来た。雨で地面が緩み、繋がっている地下茎を引き抜くには都合が良いが、雨の中で作業をする気にはなれない。仕方なく本を読んで過ごす。

午後に入って雨は上がったが、日は射さず薄暗かった。雨が降らぬ内にと、買物がてらの散歩に出掛けた。ナナカマド公園へ向かう途中の、ネムノキを見に立寄る。突起が分離して、丸い蕾が見えていた。先日見かけた遊歩道脇のクガイソウが咲いて、佳い姿を見せていた。前日も見かけたが、もう一軒ドクダミが蔓延っているお宅があった。奥の大きな葉は、茗荷の葉。





公園を東へ抜けて、住宅街を歩く。昨年は敷地の北側に植えてあったが、今年は南側に薩摩芋が植えられ、葉を広げていた。中々収穫時には出会えない。根元近くまで切られた無花果に、葉が出ていた。ヤブカンゾウが咲き始めた。門柱の傍に葉を伸ばしていた蒲に、1本穂が出来ていた。






3番通りを西へ戻る。全く陽の当たらぬ位置のオカトラノオが、佳い姿になっていた。数多くの蕾を付けていたハンショウヅルは、先端まで花を開いていた。随分花期が長い植物。買物を済ませて、重い袋を下げて戻る。フッキソウが枝の葉を落とし、先端に新たな葉を付けていた。昨年頂いたレモンも、葉が大分落ちて案じられたが、先端に新たな葉が出て来ている。花の跡の茶色い花弁を付けて見苦しかったライラックが朽ちた花弁を落とし、艶やかな緑の実を見せていた。





今朝も鬱陶しい曇空。今日は列島大部分に、雨の予報が出ている。南東からは台風12号が接近しているし、暫くはすっきりした天候は望めそうにない。