17, 07. 2015 花の様な実


無人衛星探査機が長い飛行の末に、かっては太陽系の最も外郭惑星とされていた冥王星に最接近してデータを送って来た昨日は、狭い日本では1960年の祖父に引き続き、孫の首相が安保関連法案をゴリ押しで衆議院を通過させた。当時の学生運動の様な激しい抵抗はなく、恐らく参議院も通過して法制化されてしまうものと思われる。

本州地方には台風の影響が現れていたが、北海道は晴間が広がっていた。洗濯機を仕掛けて、仕事に取りかかる。窓を開けて、絵具の乾きを早めた。昼食後もう一仕事して、1時半過ぎの電車で札幌へ出掛けた。街路樹のシナノキの香りが強く漂っていた。葉影には未だ蕾が見えている。期待していたクジャクチョウの姿はなかった。




札幌駅から南1条までバスに乗り、書店とデパートを巡り、大通公園に出た。公園を西へ進む。6丁目の南西の角の銀杏の大木が、無惨に剪定されていた。近隣では最も大きな銀杏で、名札も付けられている。ハクウンボクの実がまた一回り大きくなっている。公園内に仮設の建物が建てられ、作業の人々や車に行く手を阻まれる。恒例のビアガーデンの準備中だった。公園を離れて北へ向う。街路樹のハクウンボクの実も、見事に膨らんでいた。






植物園の東の道を、北へ戻る。温室傍の柿の大木の実が見えて来ていた。葉の繊細な紅葉に、花の様に綺麗な実が下がっていた。東へ向かい、道庁構内のシナノキを見上げる。満開状態で、梢が膨らんで見えていた。




動きの遅い台風11号が四国に上陸し、岡山県を通過している。日本海に出て進路を北東に変え、北海道に近付く予報が出ているが、今朝は快晴で、風も治まっている。嵐の前の静けさか。