02, 03. 2015 薄暗い日曜日
弥生初日の昨日は、終日陽の射さぬ薄暗い一日となった。朝のニュース番組で、12月から2月にかけての気温状況が説明されていた。札幌は平均気温を上回る日が、30日あったと報じられていた。異常とも思われる早い雪解けが、得心出来る。洗濯機を仕掛けて手仕事に入ろうとしたが、薄暗く気が乗らない。教室の方が置いていった「捏造の科学」というSTAP細胞の事件の本を読んで過ごした。
2時過ぎに散歩に出掛けた。気温が下がって、前日融けた路面が凍り付いていた。前日緩んだ雪に付けられた足跡が、其の侭凍り付いている。東町公園の脇を通り、南の緑地帯に入った。晴れていれば枝先に白い冬芽が見える筈の楓が、黒く聳えていた。緑地帯中程の広場には、泥や粉塵で汚れた雪が、大量に運び込まれていて、岩山の様に見える。
遊歩道の西側のお宅の庭木に、小鳥の姿があった。シジュウカラとヤマガラで、何時も目にする面々。庭木の下には、餌台が設えてあった。
緑地帯を離れて、住宅街を北東に戻る。もう冬芽が赤味を帯びているいる筈のエゾヤマザクラの梢も、黒く沈んだ表情を見せていた。夕刻、雪が散ら付き始めた。今朝雪は止んでいるが、庭木には雪の華が咲いている。暖かな2月だったが、今月はどの様に推移するのだろうか。