16, 01. 2015 穏やかな一日


昨朝の大きな鱗雲はやがて開け、青空が広がった。前日の空より青が弱かったが、風もなく穏やかな一日となった。列島南部は嵐模様で、関東地方まで雪が降っていた。フランスのテロ事件は、危険な方向に向かっている。縮小する筈だった軍備を温存し、アラビア半島を拠点とするアルカイダとの対立姿勢を明確にした。挑発に乗っては、アルカイダの思う壷と思われる。

2時過ぎに、駅前の銀行に用事があって出掛けた。道路の状態が良ければ、往復歩いても良い距離なのだが、往きはバスで出掛けた。銀行で用事を済ませ、久々に中央の沢を渡る。滑り止めが撒かれていたが、階段は雪が凍り付いて危なかった。小川は両岸からの雪で、細くなって凍っていた。氷の下は水が流れているのだろうか。東側の階段を上り、遊歩道に出る。遊歩道に落ちた蒼い影が美しかった。




遊歩道を北へ戻る。落葉松に絡み付いたイワガラミを思い出して、見に立寄る。前日見かけた東の沢のイワガラミ同様、中心の実の殻は未だ開いていなかった。実が開くと、楕円形の種子が現れる。沢を離れて、住宅街を北東に戻る。久々に、ネズミモチを見上げる。別名タマツバキネズミモチは、確かに常緑樹だった。昨年巨大な氷柱が出来ていたお宅の前を通る。細い氷柱が数多く下がっていた。今年も太い氷柱になるのだろうか。




夕食時に、弟夫婦から誕生祝いを渡された。黒い小振のアルマーニの袋だった。夕食の後片付けを終えて、袋を開けてみる。薄手のブルーグレーのカシミアのセーターだった。縫い上げたばかりの和服地のワンピースと合わせてみる。母の和服の残り布の紬の色よりも二調子程明度が高く、佳いコントラストが出来る。2つを組合わせて義妹に見せ、礼を述べた。今朝は雪が散らついている。南の低気圧が、北上して来るらしい。