09, 01. 2015 吹雪が止んで


当地はそれ程雪が降らなかったが、昨日も列車や航空機の運行に乱れが出た。新千歳空港では、前夜1500人が空港で夜を明かしたと報じられていた。距離はそれ程離れてはいないが、滑走路の除雪が追いつかなかったらしい。

洗濯機を仕掛けて、手仕事の続きに入る。方形の布を縫い合わせるので縫いは簡単にで来上がったが、襟ぐりも方形なので始末が難しい。母の和服の残りの紬の布に、雨ゴート地の紺の部分で方形の襟ぐりを付ける。角を直角に納めなければならない。一箇所角の出来が悪く解いて縫い直そうとしたら、解きに使用するシームリッパーが見当たらない。布を傷つけずにミシン目のみを切る小道具なのだが、これがないと上手く解けない。昼食後、東のスーパーの100円ショップを覗いて来ることにした。

玄関を開けると、階段に雪が積っていたので雪掻きをする。10cm足らずの雪なのに、水分が多くて重い。こんな雪が30cmも積ると、雪掻きは重労働になる。除雪車が出動していて、路面は歩き易くなっていた。アセビの花芽にも、イチイにも、吹雪いた雪が中まで入り込んでいた。花芽の雪が凍り付くのが心配になる。特殊な小道具なので余り期待はしていなかったが、100円ショップでシームリッパーを見付けた。店を出る頃には、雪は止んでいた。




何時もと逆回りに南東を廻る。窪地にもアカシア公園にも、雪が運び込まれていた。今の所、例年より雪の量が少ない。屋根からの落雪で、殆ど窓が埋っているお宅があった。窓の方角は南東なので、冬期間は屋内が暗くなってしまう。ナナカマド公園を西に抜ける。出口の住宅街から押し出された雪の山が、高さを増していた。何時も見上げて通るシモクレンを見上げると、上空には青空が広がっていた。






買い求めたシームリッパーでミシン目を解いて縫い直す。ブルーグレーの紬地に、紺色の方形の襟ぐりを増え付けた。あと少しで出来上がる。今朝は曇空。先刻から雪が散ら付き始めた。暫くは雪の日が続くらしい。