28, 11. 2014 様々な冬芽


昨日午前中は大きな量塊の雲が空を塞いだが、午後に入って良く晴れた。美濃や石洲などの伝統的な和紙が、ユネスコ世界文化遺産に登録された。1980年代から作品に和紙を使用しているので、和紙が世界に知られることは好ましい。今日のゴミの集荷に合わせて、着用しなくなった衣服などを、ゴミ袋に詰め込む。手付かずの布も随分出て来て、処理に頭を痛める。

2時過ぎに散歩に出かけた。東の沢を廻ろうと、ナナカマド公園を東へ抜ける。ナナカマドは実が大分落ちて、梢の冬芽が目立って来ていた。ナナカマドの冬芽は、春一番早く葉を広げる。がっしりした木製の椅子とテーブルに、ビニールシートが掛けられてあった。家具の冬囲い。真っ赤な葉を見せていたドウダンツツジは葉を落とし、赤味を帯びた冬芽が出て来ていた。実だけになったイボタの生垣から、黄色い木瓜の実が突き出ていた。





曇ると陰鬱に見える沢も、陽を受けて僅かに異なった梢の色を見せていた。高い樹で良く見えないが、梢には夫々冬芽が出ているものと思われる。イワガラミの装飾花が枯れて下がって来ていた。北へ向い、小公園のシダレヤナギを見に立寄る。未だ葉が残っていた。葉が落ちてしまわないと、冬芽が出て来ない。春の芽吹きが遅い訳が判る。西の雲が優勢になって来ていた。





日暮て南の空に三日月が見えていたが、昨夜は雨が降ったらしく、敷石が濡れている。昨夜帰る予定だった義妹は、千歳空港が霧の為に飛行機が着陸出来ず、今日の午後に帰りが延びた。自然現象だけは、人間の思い通りにはならない。