09, 10. 2014 皆既月食


全夜来報道番組は、ノーベル賞受賞者の話題で持ち切りだった。研究の成果が既に日常生活で利用されているだけに、判り易い。午後から雨の予報が出ていたので、早めに買い物がてらの散歩に出かけた。頭上から東は晴れているが、西の雲が厚い。時折雨粒か落ちて来ていた。

住宅街の中の畑に立寄る。薩摩芋は既に収穫済みで、地面が綺麗にならされていた。僅かな間に、サンシュユの実が赤くなっていた。葉も色付き始めている。東の沢手前の公園のホウノキは、葉を落とし始めていた。樹に残った実が朽ちている。鴉が実を抉った殻が、数多く散乱していた。







沢の西の道を、北へ向う。タラノキの実は、殆ど落ちてしまっていた。白かったサワシデの実が、茶色く朽ち始めていた。3番通りを西へ戻る。スーパーに入る前に、裏手の原野を見渡す。分厚い雲の隙間から、斜光が漏れていた。山並みも札幌の街並も見えない。買い物を済ませて、重い袋を下げて戻る。舗道の落葉の数が、一段と増して来ていた。






夕食の支度で月蝕を見る暇がなかったが、夕食を終えて空を見上げると、殆ど地球の蔭に覆われた月が見えた。赤い月だった。次回は来年4月とのこと。今朝白もなく佳く晴れている。