04, 08. 2014 百日紅咲く


高温に加えて昨日は湿度も高まり、蒸し暑い一日となった。開廊間もなく、2人の来廊者があった。年配の女性が、親しげな挨拶をされる。他者のお顔を覚えるのが苦手なのだが、全く記憶がなかった。若い女性はお子さんの様子。冷茶を供し、お座り頂いた。脳梗塞の症状が出て以来、補聴器の使用を止めている。話の流れは聞き取れるが、固有名詞が聞き取れない。テーブルにはレポート用紙と筆記具を置いて、聞き取れぬことは書いていただく様にしてある。書かれたメモを見て驚いた。40年以上前に、アトリエに通って油絵を描いていた方だった。年賀状は毎年交換しているが、高校卒業以来会ったことはなかった。連れの女性は娘さんで、創作活動を続けていることが判った。画廊のテーブルには、他の画廊や美術館のDMが並べてある。中の1枚のDMを差し出された。青い抽象の作品だった。会期が終わったら、訪ねることを約束して別れた。

閉廊間際に立込んで、画廊を出たのは閉廊時間を大分過ぎていた。ビルの向こうに、陽が沈む所だった。この暑さでサルスベリが咲き出しているのではと思い、地下鉄を大通で降りる。公園を東へ向う。サルスベリが咲き始めていた。テレビ塔前の巨木に、花が咲いていた。少し花の黄色味が強いが、葉からニワウルシ、別名シンジュではないかと思われた。北へ向い、北3条通りのサルスベリを見に立寄る。昨年は冬の寒さで8月末に僅かに花を付けただけだったが、今年は良く咲いていた。






今朝は曇空。南の地方は台風の影響で大雨に見舞われ、当地も夕刻には雨の予報が出ている。今日は東京から友人が見えるので、雨が酷くならぬ様に祈っている。