28, 04. 2014 水芭蕉開く


ここ数日の好天とは異なり、昨日朝方は曇空で風が強く吹いた。洗濯機を仕掛け、上がけの羽根布団を薄手のものに取替える。鉢植の植物が気に懸かり、水撒きを始めた。陽が射さぬ割には、暖かい。其の侭冬囲いを外す作業をする積りでいたが、雲が開けて陽が射し始めた。冬囲いの撤去は日射しのない折でも出来るので、家に入って彩色作業を始めた。

強い日射しではないが、午後に入っても彩色作業は十分出来た。2時半過ぎに散歩に出かける。数日の高温で水芭蕉が開いているのではと,見て来ることにした。庭のアセビは未だ蕾が固いが、もう真っ白に咲いているお宅があった。エゾムラサキツツジもほぼ満開。何時も見上げて通るシモクレンも、毛の生えた殻が外れて花弁が見えていた。





ナナカマド公園を南へ抜ける。赤茶色の芽が開き、葉を広げ始めていた。南の住宅街を進む。4月初めに雪の上に融雪剤を撒いていたお宅の庭に、エゾエンゴサクカタクリが咲いていた。クロッカスやヒヤシンスより遥かに佳い。




鉄道林前の道を東へ進む。水芭蕉が白い苞を開いていた。ザゼンソウも随分増えていた。元々は東の沢と地続きだった筈で、埋められてしまわなかったのが幸いし、春の息吹を楽しめる。






地形上東の沢と水芭蕉の咲く窪地を繋ぐ位置にあるハルニレのある公園を抜ける。直ぐ北の日時計のある公園も、以前は沢だったと思われる。土筆が一面に出揃っていた。一番通りを越えて、東の沢の西の道に入る。猫柳が大きく膨らんで、夫々異なった色を見せていた。小さな丸い芽だったホウノキのある公園側の猫柳も、芽を大分伸ばして来ていた。






時ならぬ夏日の到来で、只でさえ慌ただしい春の進行が早まっている。桜前線津軽海峡を越え、松前まで達したとのこと。今朝は少し肌寒いが、雲なく良く晴れている。最高気温は一気に7度も下がって、20度を切る予報。例年なら暖かさを感じる気温なのだが、夏日の後だけに寒く感じられてしまう。体調の維持に気をつけなければならない。