12, 04. 2014 季節が戻って


昨朝庭を白く染めていた5cm程の雪は,8時前には解けて消えた。浮雲が多かったが,青空が広がり陽が射して来た。彩色作業に取り掛かる。スパイラル着彩で残った2色の絵具に大量の下地用のジェッソを混ぜて,大きなメビウスの輪の下地の着彩を始めた。

午後の早い電車で,札幌へ向う。北西の風が冷たかった。ハナノキが気に懸かって,道庁の構内へ向う。高かった除雪で出来た雪の壁は大分嵩を減らしていたが,未だ2m程の高さがある。雪が解けた芝生の上に,雪でふやけた銀杏が数多く落ちていた。もう特有の臭気はない。




ハナノキの芽は膨らんでいたが,開いてはいなかった。比較的下の方の小枝を撮っているが,樹はとても大きい。最上段の写真が,ハナノキの梢。団地の池は未だ氷が残っていたが,道庁の池はすっかり解けて,水草の緑が見えていた。





南門を出て大通公園へ向おうかと思ったが,風の冷たさに閉口して,道庁の塀沿いに正門へ戻る。冬期間に折れた枝が,散乱していた。正門前の道を東へ向う。道路の西側に建設中の大きなビルと東側のビルを地下道で結ぶ為なのか,100m程の銀杏並木は1年以上フェンスで囲われている。人間の営為とは関係なく,銀杏の梢には勢いの良い芽が出ていた。駅前で茶菓と生花を買い求めて戻った。




陽が長くなって,家に戻っても未だ明るい。内庭に出てみた。明方の降雪は完全に解けて,福寿草が頭を出していた。黄色い花弁は見えるが,未だ花は開いていない。チシマイワブキも、ごつごつした塊茎から白い芽を出していた。




今朝は雲一つない快晴。夜分に晴れたので,気温は低い。昨日よりは気温が上がるらしいが,最高気温は5度の予報。光の明るさとは裏腹に,寒の戻りで気温は低い。