13, 04. 2014 北風強く


昨日も良く腫れ上がったが、冷たい北風が吹き荒れた。教室の最中に,何度かヒヨドリが飛来した。2羽で争わずに林檎を啄んでいたので,お相手が見付かったのかも知れない。教室を終えてアトリエの床を磨き,退避させてあった道具や立体を運び込む。大きなメビウスの輪に絵具を施して,買物がてらの散歩に出かけた。



良く晴れて青い空だったが,風が冷たい。幹線道路を避けて,住宅を風除けにして東へ向う。量塊を増した白樺の梢が黄ばんで来ていた。長さを増した雄花が,黄土色になって来ている。丸い冬芽を付けたトウグミの梢も,空を遮る様になって来ていた。石塀の前に,ヒマラヤユキノシタが蕾を上げていた。




東の沢手前の公園のホウノキは、下枝が折れていた。3年前にも枝を折ったのに,雪を運び込む人々は、もう少し注意深く出来ぬものか。勢いが付いた猫柳を見ながら,沢の西の道を北へ向う。落葉松の梢も,黄色味を帯びて来た。小さな丸い芽が膨らんで来ているものと思われる。雪が解けると,冬期間雪で倒されていた熊笹が起き上がり始める。やがて,沢の下は熊笹に隠れて見えなくなる。







西へ戻り,スーパーへ入る前に,裏手の原野を見渡す。西の雲の壁が厚く,山並みは白く霞んで見えなかった。余り気温は上がっていないのに,雪が融けて原野の地面が広がって来ていた。



今朝は曇空。強かった風が,少し凪いでいる。もう少し暖かくなったら,冬囲いを外して、半年近く窮屈な思いをしていた庭木を解放させねばならない。