18, 03. 2014 快晴の一日


3月も半ばを過ぎて漸く春めいて来た昨日は,終日青空が広がった。午後から病院へ出かけなければならないので,時間を惜しんで彩色作業を進めた。12時台後半のバスで新さっぽろへ向い,地下鉄に乗り換える。地下鉄の駅を出ると,西の山並みの奥には雲が見えたが,頭上は真っ青に晴れていた。南1条の街路樹のトチノキは可哀相な程剪定を受けていたが,赤く艶やかな冬芽を出していた。

待合室は比較的空いていて30分程で問診を終えたが,診療券を戻して貰い,薬を受けとおるまでに結構時間を取られれ、病院を出る頃には,大分陽が傾いていた。北東へ向い,文学資料館の脇を通る。余り実が残っていないプラタナスに,赤い物が見えていた。雄花は球体の筈だし,何なのだろうか。白樺の梢が赤く輝いていた。雄花は大分伸びて,太さを増して来ていた。






大通公園を東へ進む。踏み固められた道で歩き易くはないが,殆ど人が通らないのが良い。小振のキタコブシの梢に,白い物が見えた。花が開くのは一月以上の先のことになる。PCで処理ををして、雪と寒さで脱色した葉と判った。プラタナスに見えた赤い物も,落ちずに残った葉なのだろうか。





ユリノキは,未だ花の様に見える実を付けていた。葉が大きいので、花の時期は梢の方は葉に隠れて花は見えない。公園内を歩く人が増えて来たので,北へ向う。道庁の外郭を廻り,駅へ向う。落葉松も近くで見ると,小さな冬芽が無数に出ているのが見える。観光客で賑わう構内の上を,鴎がグライダーの様に旋回していた。晴れると。樹々の梢が異なった色に輝くのが嬉しい。






昨夜は満月の様な月が明るかったのに,今朝は曇空。今日は雨の予報が出ている。晴れると輝く樹々の梢も,直ぐ傍の梅の樹さえ、薄暗く色を失ってしまっている。今日はどの様に作業を進めようか。