27, 02. 2013 冬芽膨らむ


朝方の薄雲が消え、昨日も終日良く晴れた。庭の雪も、雪嵩を減らして来ている。恵みの陽光で、着彩の作業を進める。義妹が新たに梅の枝に刺した林檎にヒヨドリが何度も飛来し、影が過っていた。

2時半過ぎに、買物がてらの散歩に出かけた。前日雪が緩んでいたので、ゴム長を履いて出かけて正解だった。車道には水溜りが広がっていた。新雪でもないのに、雪の表面が光る。日中融けて夜分の寒気で凍り、小さな氷片になっている。前日見かけた断面の様に、内部は空間が出来ているのだろう。初雪が来ても未だ葉を付けていたトウグミの葉もすっかり落ちて、丸い冬芽が膨らんで来ていた。




東の沢のネコヤナギが、遠方からはかなり黄ばんで見えていた。近付くと、茶色の殻が外れて、銀毛が光っていた。此処のネコヤナギは比較的小さい。沢の西の道を北へ進む。近隣では最も大きな巨木の梢が、冬芽で嵩を増して来ていた。茂みで写真は撮れなかったが、ヒヨドリが小枝を突ついていた。冬芽を食べているのだろうか。白樺の雄花を啄んでいるヒヨドリも見かけたから、食料事情は厳しくなっているものと思われる。






晴れて温かいので、三番通りを越えて北へ進む。毎年見上げる名称不明の樹の梢も、冬芽でヴォリュームが出て来ていた。最上段の写真が、名称不明の樹。牧場まで足を延ばしたが、西の山並みも札幌市街も、霞んで見えなかった。雪が解けて、湿度が高くなっているものと思われる。高速道路沿いの猫柳も、銀毛を光らせていた。南西へ戻り、スーパーに立寄る。関東地方の雪害の影響か、野菜の値が上がっていた。

今日は最高気温6度の予報が出ている。此の侭春が来ても少しも困らないのだが、週末から来週にかけては、真冬日の予報。融けた道が凍り付き、歩き難くなるのは間違いない。