12, 01. 2014 寒さ厳しく


昨日も酷い冷え込みだったが、良く晴れた。今年最初の教室を済ませ、アトリエの床を磨く。浴室に避難させていた道具類を運び込み作業準備を整えて、夕食の素材を買い求めに出かけた。北風が滅法冷たい。晴れているのは団地の上空のみで、東にも西にも、長い雲の壁が出来ていた。西の雲の壁は分厚く高かった。

寒さにたじろいで、南東を大きく廻る予定を取り止めた。シモクレンの冬芽が、青空を背景に銀色に輝いていた。ナナカマド公園を東へ抜ける。ナツハゼが雪に捉えられ、半分以上雪に埋没していた。昨年屋根からの落雪で折れたナツツバキは、昨秋剪定を受けて今の所無事だが、高い屋根からは雪が迫り出していた。横に廻って見ると、庇と雪の間には空間が出来ていた。






東の沢の西の道を北へ向う。以前は三番通りへ出る為に迂回しなければならなかったが、通りの手前の空地に近隣の人々が雪を運び込む為に、広く除雪されている。西側のお宅のサクランボも、間近に見ることが出来た。冬芽が赤味を帯びていた。




三番通りを西へ戻る。間もなく陽は、西の雲の壁に捉えられた。歩道脇のイチイの生垣に積った雪は、先日の暖気で緩んだまま、硬く凍り付いていた。スーパーに入る前に原野を見渡したが、札幌市街も山並みも、厚い雲の中だった。スーパーの品揃えが、漸く日常のそれに戻って来た。鮮魚店で近海物のフクラギを見付け、2枚に捌いて頂いた。頭はどうするかと尋ねられ、千切り大根の味噌汁に入れようと、頭も入れる様に依頼した。良く出汁の出た身体の温まる汁物が出来上がった。




夜分にニュース番組を見ていたら、女子のワールドカップジャンプの様子が流れていた。競技は雪の中で行われていた。西の黒い雲の壁は、雪を降らせていたらしい。昨夜は月も星も見えていたが、今朝は曇空。雪の予報が出ている。