04, 01. 2014 雪の銀杏並木


西に雲が見られたが、昨日も良く晴れた。今日の教室の休みを画廊へと考えていたが、年始客があるというので、明日で会期終了の吉増剛造展を見に、正午前に札幌へ出かける。山際は雲が多く、地下鉄の駅を出ると、空は曇っていた。テンポラリーの引き戸を開ける。無人の画廊の北壁に、映像が流れていた。暫く立ち尽して映像を見る。惜しむらくは、曇天の為に画像が判然としないこと。20分程映像と正面の図像を眺め、そろそろ帰ろうとしたら、奥から画廊主の中森氏が姿を現した。賀状の宛名書きの最中で、直達の賀状と、凸版印刷のS氏の労作の案内状を戴いて画廊を出た。



雪の北大構内を歩こうと、南へ向う。枝に雪を載せた銀杏並木は壮観だった。歩道脇の雪に、凍って朽ちた銀杏が落ちていた。樹を見上げるが、枝には実が残っていない。冬芽が大分大きくなっていた。




突き当りの南北に走る道を南へ向う。秋に足の踏み場もない程数多くの団栗を落としていた柏の樹には、僅かに葉が残っていた。晴れていると梢も色付いている筈の樹々が、黒々と不機嫌な表情を見せている。クラーク像前の洋館傍の大木に、ヤドリギが見られた。中島公園に移転した豊平館と同じ様式の建物が、中々佳い。正門に続く道を、東へ向う。池に続く小川の畔で、雪遊びをしている家族があった。駅前に戻り、メモを見ながら必要な品々を買い求めて戻った。





曇と雪の予報が出ているが、今朝も良く晴れている。気温は低いが、陽光が有難い。