15, 12. 2013 快晴の一日
昨朝は雲が見えていたが,7時半近くなって陽が昇る頃には雲が消え,青空が広がって来た。窓ガラスには,雪が凍り付いている。油絵を描きにみえる方々は,背を丸めてアトリエに入って来る。寒さは皆苦手らしい。教室を終えてアトリエの床を磨き,水に浸してあった磁器粘土を練る。程の良い濃度まで礬水で緩めてモデリングの素材を作っていたら,2時を大分廻っていた。
しっかり着込んで,夕食の素材を買い求めに出かける。雲なく良く晴れているので,新雪に輝く山並みが見えるかも知れないと,北へ向った。北西の山並みや札幌市外は,雲で霞んでいた。北の空も雲が多く,期待した留萌方面の山並みは見えない。四番通りを東へ向う。降雪量が少ないので,セイタカアワダチソウは未だ倒れていない。
農場の北の木立のアズキナシの実が,赤く輝いていた。大きな落葉松の枝が折れていた。割けた折れ口が生々しい。秋に見付けた木の実は,未だ枝に残っていた。農場の間の道を,南へ戻る。玉蜀黍畑の雪面に,陽が傾いて雑草の影が長く伸びていた。
三番通りを西へ戻る。中央分離帯のアズキナシの上の電線に鴉が並んでいた。何を狙っているのか、此の鳥は好きにはなれない。スーパーの裏手から,もう一度原野を見渡す。北西の雲は消えず,少し赤味を帯び始めていた。買物を済ませて店を出ると、空は薄紅色に染まっていた。東の空に見える丸みを増した月の周囲も,淡くピンクに染まっていた。
昨日快晴が嘘の様に,今朝は吹雪模様。家の壁やガラス窓に,雪が貼り付いている。後一週で,冬至を迎える。寒さは厳しくなっても,日が長くなる方が佳い。