25, 10. 2013 落葉進む


雪虫の数が増えて来ているが、10月下旬としては暖かな日が続いている。台風27号から弧を描いて北東に伸びる雨雲で、列島南部は雨に見舞われている。動きの遅い台風で、被害が大きくならぬかと案じられる。洗濯機を仕掛けて、モデリングの作業に入る。全てが一重の平面で支え合う部分がないので、ある程度の厚みが必要なのだが、自重に耐えられず亀裂の入る部分が出来ているので、変則的ながら成形出来た部分から着彩し、強度を高める合成樹脂の塗料を施すことを考えている。

二度目のモデリングを終えた2時過ぎに散歩に出かけた。午前中は止んでいた風が出て来た。西の雲は厚く、陽の位置が判らない。ナナカマド公園を南へ抜け手、南の住宅街へ入る。住宅街の中の畑は、大根と長葱、山芋を残して全て収穫され、畑の隅に道具類が纏められていた。生垣のドウダンツツジが、赤く燃えている。先日見付けた赤い実を付けた庭木は実が熟して、葉も色付き始めていた。どの様な花を付けるのか、来年見届けたい。エゴノキの実は果肉が落ちて、焦茶色の種子が見えていた。





東の沢に隣接する公園のホウノキは葉が枯れ進み、壮絶な色になっていた。辺り一面に、大きな葉と実が散らばっている。実は鴉が食べてしまっている。沢の西の道を北へ進む。落葉松の葉も黄ばみ初めて来ていた。数多くの実を付けていたフウセンカズラは支えの竹と共に片付けられ、朽ちた実が転がっていた。






二番通りを越えて、沢に沿って北へ向う。特徴のある飛び方をするヒヨドリを見かけた。もうナナカマドの実は充分熟して、落ち始めている。三番通りを越えて、高速道路の西の道に入った。最も早く開花した小公園のミヤギノハギは、朽ちて茶色くなっていた。柳の葉も黄ばみ始めていた。農場脇のヤマグワも葉が黄ばみ、路面に葉が散らばっていた。西の山並みは、全く見えなかった。






住宅街を折れ曲がりながら、三番通りへ戻る。中央分離帯の樹々も色付きが進んでいた。未だ緑色を残しているのは、最も葉の展開が遅かったハリエンジュ。やがて黄色く染まり、辺り一面に小さな葉を振り撒く。ナナカマド公園へ北から入る。公園脇のお宅のツルウメモドキも葉が半ば落ちて、殻から赤い実が見えていた。少年達がサッカーに興じていた。皆半袖姿。当方は皮のジャケットに、手袋も嵌めているのに元気なことこの上ない。



昨夜来の雨が静かに降っている。早朝のニュースで、太平洋岸の地方の雨量の多さが報じられていた。四国の雨量が多い。早く東へ逸れてくれると良いのだが。