26, 10. 2013 銀杏並木
動きの遅い台風は、南の地方に大雨をもたらしている。当地は風も弱く、雨も強くはなかったので、午前中でモデリングの作業を切り上げ、午後から札幌へ出かけた。地下鉄に乗り換え、北のテンポラリースペースで開催中の、佐々木方斎展を観に行く。画廊外壁の蔦が大分色付いていた。作品の変貌は、画廊主中森氏のブログで知っていたが、佳い方向への変貌と思われた。不安定な流動の時代に、幾何学的な構成の作品などあり得ない。小品ながら、2階の2点の作品も佳かった。奥の部屋で近況など暫く話をして、辞去した。
画廊を出て南へ向い、北大の構内へ入る。銀杏並木が圧巻だった。晴れていると更に黄色が輝くのだろうが、雨が降り続く状態でも黄葉は美しかった。銀杏が大分茶色くなって来ていたが、未だ落ちてはいなかった。先週中島公園で見た状態よりも、かなり色付きが進んでいた。
並木を通り抜け、突き当りの道を南へ向う。柏の葉が色付いていた。昨年前を通った折は、葉が更に赤味を帯びていたので、もう少し先の時期だったと思われる。大きな団栗が数多く地面に落ちていた。先週よりはおちばの量も、格段に増えている。
クラーク会館の東を通り抜けようとしたら、工事中で通り抜け出来ず、西を大回りする。テニスコート傍の巨大なポプラも、色付きが始まっていた。駅前に戻り、生花と茶菓を買い求めて戻る。最寄りの駅に着いたのは5時前半なのに、すっかり日が暮れていた。随分日が短くなって来ている。
台風が北上する最中、昨夜は震度7を超える地震があった。幸い大きな被害は出ていな様子だが、東日本大震災の地域と重なり、人々は不安な夜を過ごしたことになる。予想進路よりは大分東へずれて来ているが未だ八丈島辺りを進んでいて、早く東へ去ってしまって貰いたい。