23, 09. 2013 休日の公園


朝夕の気温がかなり低くなって来た。洗濯機を仕掛け、9月の高温多湿で見合わせていた制作を再開することにした。水に浸してあった膠を煮溶かして明礬を加え、2つのボールに磁器粘土を溶いて、礬水と混ぜ合わせる。移動の折に出来た亀裂を補正して、窓を開け放ち風を入れた。もう夏物に袖を通すことはあるまいと、残っていた選択済みの夏物を仕舞い、秋物の厚めの衣料を取り出す。暑さが長引いて、余分な作業が増えた。

2時少し前に散歩に出かけた。午前中は〓々大きな量塊の雲が流れていたが、浮雲は薄く秋らしい雲になっていた。南を廻ろうと、東町公園へ向う。メイゲツソウが未だ咲いていた。風情は悪くないが、地下茎を伸ばして増えるので、先日早めに切り詰め、地下茎も少し引き抜いた。公園側の空家のシモクレンが、無惨に剪定されていた。高齢化が進み、冬期間の厳しさを避けて、マンション住まいに切り替えられているお宅が多い。公園には人影がなく、樹々の長い蔭が伸びていた。




公園を回り込み、南の緑地帯へ向う。緑地帯傍のお宅のヨウシュヤマゴボウの実が色付いていた。茎が赤いのが、何とも禍々しい。未だ咲き残りのフサフジウツギが花を見せていた。緑地帯を南へ進む。先日見た折には色付いたばかりだったヤマボウシのの実が,真っ赤に熟していた。






南の緑地帯を離れ、住宅街を東へ戻る。咲き始めの姿を見たシロバナハギは盛りを通り越し、路面に花弁が降り積っていた。此処のお宅も空家で、玄関前のスペースには、切り詰めた木が山積みになっていた。小振の柿の木は実を落とさず順調に育っている。気侭に道を折れながら、北東へ向う。牡丹の実が割れて、種子が見えていた。庭のヤマシャクヤクも、もうそろそろ採種した方が良いかも知れない。一番通り手前の小公園で、子供達がナナカマドの実を採種していた。何に使うのだろうか。微笑ましい光景だった。






今朝も良く晴れている。早朝は冷え込んで、ガラス窓の曇が未だ消えていない。この先、腫れた朝は、放射冷却で冷え込みが厳しくなる。