22, 09. 2013 ジョウロウホトトギス


湿度の高い暑さに翻弄さている間に、明日は秋のお彼岸となってしまった。モデルの彩りに入れた柿も、当初はハウス柿だったが、通常の柿に変わった。植物の世界の方が、順当に推移している様に思われる。教室を終えて、アトリエの床を磨く。9月上旬の高湿、高温で中断していた制作が、漸く再開出来る。

2時過ぎに、買い物がてらの散歩に出かけた。朝方は止んでいた風が吹いていた。未だ秋らしい澄んだ風ではない。シラカバ公園を西へ抜け、西の住宅街を歩く。栗の毬が大きくなり、地面に落ちた毬も見られた。黄色い花を付けている花木があった。花の形状はレンギョウに似ているが、花期も葉も異なる。何の木だろうか。





西へ向った目的の一つ、ジョウロウホトトギスが咲き出していた。茎が垂れている上に、花も俯いて咲く。カメラを下に差し入れて撮ってみた。花の内部は、朱赤に染まっているのに驚いた。立ち止まって見るだけでは、内部の赤には気付かない。





もう一つの目当てのエゾトリカブトを見に、北の沢の遊歩道を北へ向う。陽当たりの良い位置での開花より2週以上も遅れて、漸く開花していた。昨年はウドンコ病に見舞われて無惨だった葉も、今年は佳い状態だった。沢の樹々で陽当たりが悪く、未だ色付かぬ蕾も多く見られた。





三番通りを越えて、北の住宅街を東へ戻る。キウイは未だ収穫されていなかった。車庫の上の葡萄は良く実り、色付いていた。ゴンズイではないかと思われる木には、数多くの実が下がっていた。庭で様々な野菜を作っているお宅では殆どの野菜が収穫され、大きな向日葵がポツンと残されていた。1本の茎から数多くの花を咲かせるスプレー咲きのものよりも、堂々とした姿が佳い。住宅街の外れから眺めた西野山並には、雲がかかっていた。







今朝は気温がぐんと下がった。硝子窓が未だ曇っている。今日の最高気温は19度の予報。漸く6月末の気温に戻って来た。