12, 07. 2013 夕暮れの散歩


無地暑い日が続く。7月上旬としては異常に高い気温で、本州では熱中症による死者も出ている。厳しい冬だったのに、厳しい夏になりそうな気配。温暖化は、希有な温室の様な地球のバランスが崩れていく現象なのだろうか。洗濯機を仕掛けて、磁器粘土入りの礬水を塗布する作業に入る。何とか躯体を天地返し出来る状態に近付いて来た。

午後の早いバスで札幌に出かける。円山公園近くの画廊で開催中の展覧会を観て、その足で旭ヶ丘の画廊へ出かける為。先日K・Kさんの工房を訪ねた折、発表の場として絞り込んだ画廊に関して話をしたら、明年3月までは予約が詰っているとの情報を得ていた。K・Kさんが3年前に個展をした画廊のOさんに連絡をしたらしい。Oさんから、3月一杯は予約が詰っているが、4月以降なら画廊企画でと言ったいるとのメールが入っていた。只、先方は以前の平面作品を記憶しておいでで、立体作品は予期していない筈で、紆余曲折はあろうと判断していた。

円山公園にほど近い画廊では、以前Mデパートにあった画廊で展覧会をした作家達の作品をカレンダーにしたものが数年分並べられていた。私の作品写真の横は、先日旅立たれた杉山さんの写真が並べられていた。彼女のお別れの買いは、今月末日に決まった。物故作家がかなり含まれている。年月の流れを痛感させられた。約束の時間が近付いていたので、タクシーで画廊へ向う。明日新たな展覧会の展示作業とのことで、画廊にはしっかりした荷造りの作品が運び込まれていた。Oさんに話を付けて頂いた礼を述べ、半年以上会期が先になるので、平面作品も併設するつもりであること、画廊入口前の小石が敷かれた空間にも作品を置く積りであることを話し、近い内にギャラリーを訪ねる積りであることを話し、円山公園駅まで車で送って頂いた。未だ陽は高いが、5時を過ぎていた。

駅前で生花と茶菓を買い求め、通勤客で混雑する電車で戻る。バスの時間まで間があるので、散歩を兼ねて歩いて戻ることにした。中央の沢の小川は干上がっていた。近くのお宅のツキヌケニンドウを見る。全ての実が大きくならず、僅かな数だけ膨らんでいる。茶色の実かと良く見ると、小さな蝸牛だった。横の空地の夏草が良い風情を見せていた。






住宅街を折れ曲がりながら、北東へ向う。今年もホップが車庫の壁を這っていた。シラカバ公園に入る頃、日が傾いて、遊歩道が赤く染まっていた。公園近くのインド林檎と四十九号の林檎には、袋が掛けられていた。下に脚立が置かれた侭になっていたので、作業は途中なのなのかも知れない。家に入ろうとすると、玄関前の植込みで、見頃になった額紫陽花が迎えてくれていた。夕暮れの白い花は美しい。




今朝は曇空だったが、先刻から青空が広がって来ている。今日はゴミの集荷日。少し気に懸かっている草取りをすることにしようか。