23, 05. 2013 リラ冷え


リラ冷えという言葉もあるが,ライラック祭が始まった昨日は、気温も下がり,雨まで加わった。ニュースで映し出されたライラックは,花が殆ど開いていなかった。層雲峡の羽衣の滝では土砂崩れが発生し,知床の観光道路は雪が深くて除雪が進んでいないと報じられていた。何れも、寒さが厳しく多雪だった冬の落とし物。雨で気に懸かっている庭仕事も出来ず,午前中はスパイラルとの格闘が続く。

午後に入って雨が上がり,僅かに明るくなって来た。昼食度、西側の落葉や茎の始末を始める。岡山から送られて来たエンコウソウとセンジュガンビは、無事に根付いていた。トキワイカリソウに蕾が上がって来ていた。数カ所に増やしたクジャクシダも漸く芽を出し始めた。




また空が暗くなり始めたので,雨が降らぬ内に夕食の素材を買い求めに出かけた。風が出て来て,皮のジャケットでも肌寒い。ナナカマド公園の遊歩道は、繁り始めたナナカマドと桜で,空が見えなくなり始めていた。東の住宅街で,ヒイラギが蕾を付けているのを見付けた。昨年は冬の寒さで損傷を受けていたが,今期は切詰めて無事だった様子。花を見るのが愉しみとなった。先日茶系の芽を吹いていた小公園の樹々が葉を広げ始めた。中の1本に,赤く垂れ下がった花が付いている。植物園の西で見かけた樹と似ている様に思われるが,名称は判らない。





買物を済ませて外へ出ようとしたら,土砂降りだった。傘なしでは歩けそうにないので,100円ショップで傘を調達する。三番通りの中央分離帯シナノキも芽を吹き始めた。見事に花を付け,クジャクチョウが群がっていた街路樹のシナノキが無惨に剪定されてしまったので,此処が最も近い位置で花を見られるシナノキ。街に甘い香りが漂っていたあの夏が忘れられない。



今朝も曇空で,気温が低い。アトリエのストーヴに火を入れた。何時まで気温の低い日が続くのか。農作業は半月近く遅れていると報じられていた。冷害が懸念される。満開になった梅が,早くも花弁を落とし始めた。