22, 04. 2013 彩雲の円環


朝方は良く晴れていた昨日は、次第に薄雲が広がり、正午過ぎには曇空となった。洗濯機を仕掛けて、作業に入る。少し光線が弱く感じられて空を見上げると、陽の周囲に円環状に虹色の細い雲が見えた。細い雲が円環状になる筈はないので、陽の周囲の雲の端が光っていたのかと思われる。陽は照っているので、全体像を捉えるのは難しかった。やがて、周囲の青空も雲が広がり、円環状の彩雲は消えた。初めて目にする光景だった。




作業の区切りが付いた2時過ぎに散歩に出かけた。空はすっかり曇っていた。南東を廻ろうと、南へ向う。日曜日とあって、庭の冬囲いを外すお宅が数軒あったが、殆どは未だ冬囲いを付けたまま。鉄道林前の道を東へ向う。流れが見えていた窪地に、ミズバショウが出ていた。白い仏法炎も見えている。ザゼンソウの出る辺りは、投げ込まれた雪が未だ消えていなかった。




道の東外れを北へ曲がって、ハルニレのある公園へ向う。雪が殆ど融けて、園内の遊歩道が歩ける状態になっていた。斜面に聳えるハルニレを見上げる。低く垂れた枝に、冬芽が膨らんでいた。ハルニレは、葉よりも先に花を付ける。膨らんだ芽は花芽の筈。もう一週程で、開花するのではなかろうか。




公園を東へ抜けて北へ向い、日時計のある公園へ入る。この距離が近い2つの公園は、災害時の集結場所に指定されていて、余り植物は植え込まれていない。日時計の周囲の花壇を見ると、土筆が数多く頭を出していた。庭に土筆が出ると大変だが、春早い土筆を見るのは嬉しい。




今朝は雲は多めながら、青空が広がっている。窓を開けて陽の周囲を見渡したが、昨日の様な円環は見られない。風が幾分治まっているので、作業の合間に冬囲いを外すことにしようか。