08. 04. 2013 蕗の薹


台風並に発達した低気圧が北上し,様々な警報や注意報が出ていた昨日は,思いの外雨や風も強くはなく、雨も11時過ぎには止んだ。洗濯機を仕掛けて,作業に入る。先週準備した長い台形の和紙を、80cm程の長さになったスパイラルに礬水で張り繋いだ。乾きを待つ間に、幅50cm程の長い和紙を準備して,バケツを支えにして大きなメビウスの輪の成形に入った。

午後に入って,少し空が明るくなって来た。夕食の素材は前日買い求めて来てあったので,南の方を少し歩いて来ることにした。雨と風で,雪解けが急速に進行していた。解けた雪の下から,木蔦が艶やかな緑色の葉を見せていた。3m 近くあった東町公園の外郭の雪も嵩が減って,石塀が現れ始めていた。樹の梢近くに,シジュウカラの姿があった。





緑地帯の遊歩道は小川の様になっていたので,西を大回りして鉄道林前の道に出る。通り抜けの出来る幅の広い道は風が吹き抜けるので,住宅街を適当に折れ曲がりながら,北東へ戻る。南向きのお宅の雪解けは早い。水仙やクロッカスの芽が出揃っている。普段余り通らぬ住宅街では空地や空家が増えていた。空地に,蕗の薹を見付けた。




もう少し東を廻る積もりでいたが、西の黒雲が広がって来たので,北へ戻る。久々に前を通ったお宅で,マンサクが梢の方まで花を開いていた。小振りな木ながら,花は良く付いていた。歩道脇の塀に積っていた雪も,大分解けて来た。塀の上から姿を現したクレマチスには、羽根の様な毛を付けた実が残っていた。




夕刻から振り出した雨は,早朝には上がっている。雨は上がったが,風は昨日よりも強い。今日は午後から病院へ行かなければならないので、余り荒れずに帰りがけの散歩を楽しませて欲しい。