10, 03. 2013 大雪警報


前夜から昨朝にかけての吹雪は、長時間家の外壁やガラス窓に張り付いていた。2階の寝室のガラス窓に張り付いた雪が少しずつずり落ち始めたのは、9時を過ぎてからのこと。雪の皮膜が面白い模様を作っていた。油絵を描きにみえる方々の為に玄関前の除雪をしようと外へ出たら、排雪業者が既に雪を綺麗に取り去ってあった。階段の雪のみを片付けてこと無きを得た。



雪は止んで、10時過ぎには薄日が射して来ていた。教室を終え、床を磨いて膠を水に浸す。2時前に買物がてらの散歩に出かけた。歩道の除雪は済んでは居らず、踏み固められた細い跡を辿って歩く。西の空は雪雲に覆われていたが、東の空は晴れていた。南東を小さく廻って、スーパーへ行くことにする。彼方此方で雪を片付ける人々の姿が見られた。強い風が雪面を抉った跡が佳い造形を見せていた。






東の沢に隣接する公園の雪の壁が、一段と高くなっていた。楓の下の枝が見えなくなっている。雪の壁には,公園内に雪を運び込む道が、彼方此方に付いている。枝を折らぬ様にして欲しいもの。芽の膨らみを見ていたネコヤナギの下の方の枝が折れていた。裂けた折れ口が生々しい。北へ進み、二番通りを西へ戻る。車道は除雪されていたが、歩道は此処も足跡を辿って歩くしかなかった。夕食の素材を買い求めてスーパーを出る頃、西の雪雲が広がって、雪が舞い始めていた。






昨日来の雪が未だ降り続いている。TVのニュース番組では、予想降雪量や風速、運休の列車を報じる大雪警報のテロップが流れ続けている。数日の暖気で減った雪嵩は、また増えて庭木が雪に埋もれている。朝から飛来したヒヨドリは、梅の枝に刺した林檎から動こうとしない。此の雪では食料の調達が難しいのだろう。