05, 03. 2013 小雪散らつく


昨日朝方の青空は、次第に薄雲に覆われて来た。雛人形を片付けようかと思ったが、未だ桃や菜の花が綺麗なので、もう少し先に延ばすことにした。立体の表側に、陶土入りの礬水を施す。少し厚みが出て、佳い感じになって来た。乾きを待つ間に、新たな和紙に着彩を進めた。

午後に入って、小雪が散らついて来た。和紙に再度色を引いて、買物がてらの散歩に出かけた。新たな和紙は、幅が少し広い。筒を支える為に使用している2種のゴミ入れでは、隙間が空き過ぎる。帰りがけに、バケツでも買い求めて来ようと歩き出した。2月に市の排雪作業があって幅広くなっていた道路は、左右から雪が迫り出して狭くなってしまっている。西へ向い、北の沢の遊歩道に入った。沢は暗く静まり返っていた。巨木の梢近くにヤドリギを見付ける。目を凝らしたが、花は見付からなかった。




三番通りを渡り、空地から北西を見渡したが、白く煙って何も見えない。北を廻るのを諦めて、三番通りを東へ戻る。畑から歩道に迫り出した雪庇が益々分厚くなり、下に氷柱が下がっていた。東の空が晴れて来た。コガラだろうか、小鳥の姿も見える。東の青空の領域が広がる。スーパーに入っている100円ショップで、径の異なる2つのバケツを買い求めて戻った。駐車場脇の白樺の雄花が、大分大きくなって来ていた。






夕刻のニュースで、道東の吹雪に依る被害者が増えているのを知った。何れも自宅から僅かな距離での遭難。日常空間が異空間に変わるのだから、地吹雪は恐ろしい。散らついていた雪は、夕刻降り止んだ。今朝は曇空だったが、先刻から雲が切れて青空が広がって来た。今日は気温が上がる予報が出ている。