08, 02. 2013 降雪の中の鳥達


午前中は曇空だったが、昨日は午後に入って雪が降り始め、夜分まで降り続いた。洗濯機を仕掛けて、作業に入る。随分以前に、林檎農家から分けて頂いた林檎を収穫する楕円形の籠に和紙を貼付け、人工漆のカシューを塗って一閑張りを作ったことがある。籠は現在でも洗濯物を入れる籠として使用しているが、長年の使用に耐えている。骨材に相当する竹の代わりに、和紙の躯体を膠で塗り固め、強度を出そうという算段。

二度目の膠を施した2時前に、散歩に出かけた。風は余り強くはなく、雪が間断なく降っていた。人気の無い東町公園は、雪で霞んでいた。南の緑地帯の遊歩道に入る。降雪時には姿を見せぬ筈の小鳥の姿があった。胸の部分が赤いヤマガラと白いコガラだった。近くの欅の巨木の幹を、動き廻る鳥の姿があった。過日見かけたアカゲラの雌よりも一回り小さく、腹部は赤くはない。家に戻って図鑑で調べ、コアカゲラの雌の個体と判った。太い幹をぐるぐる回りながら突ついて、上方へ移動して行った。






風が出て来たので幹線道路を避けて、住宅街を折れ曲がりながら北東へ戻る。一番通りを越えて、ナナカマド公園に続く遊歩道に入った。前日綺麗に除雪されていた遊歩道には、10cm程の雪が積っていた。もう殆ど実を残していないナナカマドの梢に、ヒヨドリの姿があった。雀の一団がわらわらと前方の樹に飛来して止った。





雪は夜半まで降り続いたが今朝は晴れて、6時半過ぎには東の空が赤く焼けていた。雪の予報が出ているが、雲は多めながら穏やかな天候となっている。