31, 01. 2013 切られたイワガラミ 


昨朝の晴れ間は長くは続かず、8時過ぎから雪が舞った。風も強く、降り積った雪を舞い上げて、吹雪の状態となった。雪は11時前に降り止んだが、薄暗い天候が終日続いた。立体のサイズが大きくなる程、質感に物足りなさを感じてしまうので、試みに成形した立体に、陶土を水で溶いたものを施してみた。土台の立体が充分固ければ、変形なしに陶土の層が載ることが判った。断面に工夫の余地が必要だが、試してみるに値する様に思われる。

2時過ぎに夕食の素材を買い求め方々の散歩に出かけた。前日廻った東の沢の北の部分を廻って、スーパーへ寄ることにした。ナナカマド公園を東へ抜けて、住宅街を東へ向う。降り積った雪は僅かだったが、方々で雪片付けをする人々の姿が見られた。沢に近いお宅の名称不明の樹を見上げる。昨年白く小さな花を枝にびっしり咲かせていた樹。花の後剪定されて小降になったが、小さな冬芽を数多く付けていた。沢に沿って北へ進む。近隣の人々が沢に押し出した雪で、夏には近付けぬ沢の底から伸びている樹々に近付ける。イワガラミを巻き付けていた大木の傍に寄って見上げた。梢近くまで巻き付いていたイワガラミがない。梢から目を下方に下ろす。幹の途中に、切られてしまった太い蔓が残っていた。ツルアジサイは残されているのに、イワガラミは樹に悪影響を及ぼすのだろうか。根が残されていれば、また新たに蔓を伸ばすこともあるのだが。




沢を離れ、住宅街を北西に進む。沢の支流となる公園の窪地に入る。聳え立つ落葉松の1本が折れて傾き、近寄らぬ様に黄色いテープが張り巡らされていた。周辺の住宅地から窪地に落とす雪の量が増えていた。




スーパーに入る前に、駐車場の外れから原野を見渡す。北西の山並みはおろか、札幌市外も見えなかった。雲が幾重にも重なっている。インディゴブルーの雲の下は、雪が降っているのだろうか。千葉産のイナダを見付けて買い求めた。昨年秋から久々の味だった。




今朝は曇空。雲間から僅かに青空が覗いている。朝食時に、珍しくシジュウカラとコガラが飛来した。昨夜の天気予報の時間に、冬至が過ぎて長くなった時間が報じられていた。緯度の高い北海道は53分と、他の地方より圧倒的に長くなっている。晩秋から年末へかけての閉塞感が強いだけに、日が延びる開放感も大きい。